第44回 医療福祉研究会 報告

令和元年10月20日(日)9時30分から12時という休日の貴重な時間に、徳島県地域生活定着支援センター専門相談支援員であられる津舟しのぶ先生を講師としてお招きし健康ふれあい館にて医療福祉研究会を開催しました。参加者は9名となり、津舟先生のお話に耳を傾けさせてもらい、各種多様な質問などをさせて頂きました。
 内容としては、地域生活定着促進事業の概要、特別調整、主な支援業務、高齢・障がい受刑者の現状、地域生活定着支援センターの課題という柱建てでした。今回、パワーポイントで初めてプレゼンテーションを行うとのことでしたが、スライドレイアウトからデータ等の資料紹介、軽快な語り口調で初めてとは思えないプレゼンテーションでした。津舟先生から語られる刑務所から地域生活へ移行する際のコーディネート業務、移行後のフォローアップ業務、各種調整・相談業務が多岐にわたり非常に大変な業務であることが分かりました。その中でも、利用者さんの意思決定支援を尊重し業務に取り組んでいる姿勢には心を打たれるものでした。
 地域生活定着支援センターが設置され10年ほどとのことですが、私たち、医療ソーシャルワーカーの中でも未知な部分が多々あることに気づかされました。今後は医療・福祉の現場で関わる機会があれば地域生活定着支援センターと連携し支援介入をしていければと思う研究会となりました。