第11回徳島県医療ソーシャルワーク学会報告

令和元年11月3日(日) 徳島県鳴門病院にて徳島県医療ソーシャルワーク学会を開催いたしました。「根拠あるソーシャルワーク実践~本当にソーシャルワークできてる?~」をテーマに、特別講師として立教大学の松山真先生にお越し頂きました

前半の演題発表では、新人会員さんからの発表含め5つの演題がありました。ミクロ・メゾ・マクロレベルでの報告があり、バリエーション豊富な演題発表となりました。

午後からは立教大学の松山先生からの講義でした。導入の部分では近年のITの発展により、様々な業種が人工知能(AI)にとってかわられていく可能性があるなかで、MSWへの影響はどうなのか、人工知能にとってかわられないために、私たちはなにを拠りどころとして仕事をするのか・・・という話題提供いただいた上で、実際の10個の事例からクライエントのどの部分に着目してアセスメントすべきかを、参加者全体で共有しながら事例検討を行いました。クライエントの意向に沿えず、上手くいかず終了したと思われるケースでも、焦点を変えたり、その後の経過を想像してみることで、ケースの見え方がかわってくることを体験することができ、学びの多い学会となりました。